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ポルソナーレ・心の悩み相談

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人間関係のアドバイス

間関係につまずいたとき、つまずかない為のアドバイスです。

 様々に揺れ動く人間関係

家族及び人間関係が様々な形で揺れ動き希薄になってきた今、人間関係から孤立して行き場を見失っている人が多いようです。以前なら学校とか仕事などの家の外の人間関係で悩んでも、家に帰れば家族が迎えてくれてホッとする、といういやしの空間が家庭にはありました。しかし、個人中心の時代の今、家族もそれぞれ自分の事に忙しく他者のことを構っていられないのが実情です。従いまして、困りごと・悩みが発生しても自力で解消していかなければならないのが現実です。 

しかし、人間関係でつまずくと中々自力で解決出来ない人も多い様です。そして、要らざる事を心の眼でジッと見つめ続け益々深みに陥り、引きこもらざるを得なくなっている人がいます。内閣府の発表によりますと、15歳~34歳までだと63万人余り、その上の年代40歳~64歳までは61万人だと言うことです。この人達120万人余りが仕事に就けるようになれば人手不足は解消されるのでは無いでしょうか。もちろん引きこもっている当人にとってもつつがなく仕事が出来て他者との関係がスムースになればこれほど喜ばしいことは無いと思います。 

そこで、昔、私がカウンセリングの講義を受けていたときに教わった人間関係を安心な状態で過ごせて心が豊かになる実践の方法を以下に書いてみたいと思います。もし、あなたが人間関係でお悩みなら、ダマされたと思って試してみて下さい。実行された沢山の方からお礼の言葉を頂いています。

 人間関係が安定していなければならない理由

成人・未成年の老若男女に関わりなく、人間誰にも共通して言えることですが、人間関係が上手くゆかないと孤独感にさいなまされ、不審感がつのり猜疑心と不安感、そして恐怖へと心の状態が深化します。そして、社会病理(年齢・社会的立場に応じて家の外の世界との関わりが与えられていますが、それに正しく関わりを持てなくなること。)に陥ります。

 人間関係を正しく保つ必要があるのは「人間は誰でも単独で一人では生きられない」という本質があるからです。そこで、自分以外の他者と心の交流を図り、人間関係をつつがなく保つためには「挨拶の言葉」を言い表すことです。誰にも共通した「人間関係を正しく保つ方法は挨拶の言葉」が本質になります。挨拶の言葉が人と人の橋渡しをしてくれます。

 挨拶の言葉、例えば「おはようございます。」と隣の家の人にいう習慣があるとします。そうしますと、挨拶の次の言葉、例えば、今日は良いお天気ですね。お元気ですか。暑いですね。寒いですね。という、相手を思いやる言葉とお天気の話を通して連帯感等が自然のうちに生まれます。そして、思いやりの優しい心とか共同の意識が生まれます。

 何気なく交わしている挨拶の言葉は、人間の心の成長にとっても深い意味があります。そこで挨拶の実践の方法と練習の場所をお知らせしますので参考になさって下さい。

 ※挨拶の言葉の意味と実践する場所について

まず挨拶の言葉は「おはようございます」「いってきます」「ごちそうさま」「ただいま」「こんにちは」「こんばんは」「ありがとう」等々の言葉になります。「挨拶」はなぜ、人間同士が「仲良く」出来る言葉なのか?それには理由があります。

 挨拶には、①私はあなたに敵意を持っていませんよ。②私はあなたにお会いできて嬉しく思いますよ。③あなたの顔を見て幸せに思います。という三つの意味があります。だから家の外ではどんな人でも「挨拶」は必ず行います。

 ところが「挨拶」をやらなくてもいいと思っている場面があります。それは家族の間、家庭の中です。なぜなのか? 家族関係は「プライベートな世界」で「心情的に気持ち中心」に繋がっている人間の集まりだからです。「挨拶は、家族同士の間では気恥ずかしい」とか、照れ臭く思われている自然な世界だからです。                   

しかし、家族の間でも挨拶を「やっている人たち」もいるのです。そして「やらない人たち」もいます。この二つのグループの「違い」の意味を考えてみると「やっている人たち」というのは、家の中で挨拶をするということが「一人練習」(予習・復習)をされているということになります。そして「家の外」でも挨拶が出来るようになるし実行出来る、ということになります。「家の外」の人間関係のことを「社会性」といいます。つまり、家の中で挨拶をしている人は「社会性の能力」が「家の中」で訓練されている、ということになります。

「挨拶」とは「社会性の能力」のことで社会性の意味があります。だから挨拶は、家の中の家族の間で「一人練習」をしなければならないのです。「一人練習」とは、予習・復習のことで「学校の勉強」も「挨拶」も同じです。「勉強」は、授業中にみんなと一緒に聞いているだけではみんなより「下手」になることはないけれども、みんなより「上手く」なることはあり得ません。家に帰ってきて家庭の中で予習と復習の「一人練習」をした人がみんなより上手くなってゆくのです。なぜかというと、精神活動の疲労に負けて手を抜く人もでてくるからです。だから「挨拶」も家族と一緒にいる間は「一人練習」をやらなくてはいけないのです。

 「中学生」「高校生」になりますと挨拶をしなくともいい、と思うようになってきます。家の玄関から黙って、スーッと入ってくる。勿論挨拶は抜きです。そしていきなり「お腹減ったぁ!お母さん、何か無いのぉ?」と大声を出してこれを「挨拶替わり」にしてしまう。すると「お母さん」もこれを当然と受け止めて返事をしてしまう。こういう「中学生」「高校生」は、成人して社会人になっても家の外の人間関係の中で「挨拶をしなくてもいい」「挨拶なんか、気恥ずかしい。気の合う子だけでいい」「相手がしないから私もしない」「今日は気分が悪いから挨拶はしない」と、こういう人間関係の現象に発展します。

 つまり「社会性の能力」が退化し、後退してしまうということです。「関係意識が未分化になる」ということで、これが人間関係の中で「他者と仲良くできない」状態になるのです。他者との関係が「遮断」されているからです。「自分の気分」によって「相手との対応を変えてしまう」という、つまり「社会的に未熟」なものの考え方が「自分の性格」として形成され、出来上がるわけです。

 挨拶のポイント及び意味

従って「社会性の能力」のために「家の中」で「挨拶」を実行して下さい。ポイントは「自分勝手」に「一方的」に「相手」が「返事」をしてくれようと、してくれないに関わらず「実行する」ということです。更に「挨拶」した後に「にこっ」と「笑顔」をつけて下さい。微笑む程度でも結構です。必ずつけて下さい。

 「笑顔」というものには、元々①好きです②嬉しいです③楽しいです④幸せです⑤愛しています、という意味があります。「笑顔」は、人の心を幸せにし、自分の心を幸せにさせるのです。笑顔を向けられた相手はどういうことが起こるのか?というと、心の中が暖かくなったり、ほのぼのとしたりします。つまり「心が喜んでいる」「心が幸せになっている」状態であり「心が生きている」状態になります。

 自分の心を生かしてくれる相手とは、1,夫ないし恋人 2,家族 3,友人 4,職場の人間の順番になっています。こういう人たちとの正しい付き合い方で、仲良くしなければいけないのです。

 以上長々となりましたが、家の中で家族の人の名前を呼びながら、笑顔を表す挨拶の練習は、社会の中で人間関係を上手くやって行く基本です。相手の気持ちが理解でき社会性の知性がすばらしく身に付きます。難しく考えずにまずは実行です。                                                                     以上